「円」の起源
こんにちは、松島です。
気が付けば12月。先月始動した襷プランニングですが、あっという間にひと月が経ちました。
年末年始は、忘新年会やお年玉など、お金の準備も必要な時期ですね。
今回は、私たちが普段使っている「おかね」と単位について調べました。
おかねの単位ですが日本では「円」が使用されています。
これは、明治4年(1871年)5月の新貨条例によって定められました。
この「円」という名称がどのような経緯で採用されたのかという史料は発見されていないそうですが、色々な説が唱えられているので、ご紹介したいと思います。
①江戸時代まで楕円形、方形、円形など様々であった貨幣の形を、携帯に便利なように全て「円形」に統一されたので単位も「円」にした。
②当時、イギリスの香港造幣局から造幣機械を譲り受け香港銀貨と同一の重量と品位の銀貨を製造したが、モデルとなった香港銀貨には「香港壹圓(いちえん)」と表示してあったので、その「円」を真似た。
③当時、国際的に受け払いされていたメキシコ・ドルは円形であり、中国ではこれを「洋円」とか「円銀」とよんでいた。江戸時代末期の日本に伝わり、政治家や役人などの間で金貨の単位である「両(りょう)を「円」と呼ぶようになり、庶民にも広がっていった。こうしてすでによく使われる言葉として浸透していた「円」を明治政府が正式に採用した。
など、諸説あるようです。
普段使っていると意識しないのですが、約150年前に定められた単位を使っている事を学びました。
今日から一年の最後の月になります。
心せわしい年の暮れ、何かと御多用とは存じますが、何卒お気をつけて年末をお過ごしください。