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2022.03.31
教養

名目金利と実質金利

こんにちは、藤井です。
2022年4月からは色々な事が変わりますね。成人年齢18歳へ引き下げ、年金受給開始75歳まで繰り下げ可能になる等の法改正。
原材料が不足しポテトチップスを始めとするスナック菓子、小麦粉や紙おむつなどの生活用品、原油価格の高騰でガソリン等も軒並み値上げ傾向にあります。
私が子供の頃から好きなお菓子も10円から12円へ…1979年の発売以来42年で初めての値上げとなる様です。42年間もずっと同じ価格で提供してくれた企業努力に感謝しこれからも食べたいと思います!
そして5月からは電気ガス料金も値上げされていくとの事で、今まさにインフレ(物価上昇)が起こっていますね。
この物価上昇によって長期金利も上昇した為、住宅ローンの金利も上昇しました。アベノミクスの第一の矢『異次元金融緩和』を契機とした住宅ローンの低金利時代も終わりが近づいてきていますね。

今回のブログは改めて物価上昇を知る上で、関連した名目金利と実質金利について書きたいと思います。

名目金利とは、一般的に目にする表面上の金利のことです。
仮に、銀行の定期預金に『1%』と表示されている場合この『1%』が名目金利です。

そして実質金利とは、この名目金利に物価変動率(インフレ率やデフレ率)を加えたものになります。

例えば、定期預金の金利が年1%(名目金利)、物価変動率(物価上昇・インフレ率)が3%。
ある人が100万円の車を購入しようと思っていたが迷っている間に時間が経過し、1年後に購入を決断した場合。

1年後、購入資金を定期預金100万円で1年間保有していたので1%の金利がついて101万円に増えます。
それに対して車の値段は100万円に3%の金利がついて103万円に値上がりしています。実質的には2万円多く支払わなくては車が買えない事になります。
この増えた2万円の金利は100万円に対して2%、これが実質金利となります。

計算式で表すと 【 実質金利=名目金利-物価変動率 】 となります。

一般的には実質金利がプラスになる事は経済において正常なことですが実質的にはお金が目減りしている状態です。

物価上昇(インフレ)に対応していくのに銀行預金等の固定金利だけでは難しい時代だと思います。
皆さんの夢や目的を叶える為には適切な保障と資産形成に取り組みながら、ライフプランを実現するために金融リテラシー(知識・判断)も高めていけるようこれからも情報発信していきたいと思います。

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